miyamo(@dailysualog)です。
みなさんは、水信玄餅というものをご存知でしょうか?
山梨県北杜市にある金精軒というお店で、6月~9月までの限定で販売される甘味です。
まずはこの画像をご覧ください。画像および文章は金精軒のサイトから引用しています。
出典:金精軒サイト
このプルンとしていて、とてもおいしそう。
ここ白州町は日本一飲まれている国産のミネラルウォーターである「南アルプス天然水」の採水地にもなっており、お水の綺麗さ美味しさは指折りです。
このお水を寒天で固めた水菓子が水信玄餅です。
ほうほう、なるほど。
形が崩れてしまう為、車での運搬ができず限界を遥かに超えた水分を含ませた為、常温に晒すと30分程で寒天がしぼんでしまいます。
お持ち帰りやご予約を受けることができずそのときご来店いただいたお客様にのみお出ししているお菓子です。
直接そのお店に行かないと食べられないようです。
2015年は、6月~9月末日まで、土曜日、日曜日に販売しております。祝日は販売しておりませんのでご注意ください。
土日限定なんですね。しかも、ものすごく混んでいると聞きます。
水信玄餅は繊細さゆえ人の手によってしか製造することができず、効率的に大量生産を行う方法がありません。
可能な限りご用意してはおりますがそれでも午前中に完売してしまう日もございます。遠くからご来店されるお客様は何卒ご留意ください。
混んでいて数量限定なので、遠くから訪れても食べられないこともあるみたいです。
それでも、食べたい。前から気になっていたのですが、遠方なことと数量限定ということで、行くのをためらっていました。
やっぱりいるもんですね。この水信玄餅を再現しようとする人が。ネットでも、レシピがたくさん公開されています。
レシピを見たら、材料さえ集めれば作り方はとても簡単なようです。
これは作ってみないと!ということで、さっそく作ってみました。
水信玄餅の材料と作り方
水信玄餅の作り方は簡単ですが、アガーの入手がちょっと大変かもしれません。
水信玄餅の材料
水信玄餅に必要な材料は次の通りです。これで5cm大の球形の水信玄餅が4つできます。
- アガー 10g
- ミネラルウォーター 300ml
- 黒みつ 適量
- きな粉 適量
材料はこれだけです。この中のアガーというものを、初めて聞かれたという人もいるかもしれません。アガーについては、次で説明しますね。
ミネラルウォーターは、軟水の中で硬度が少し高いものがおススメです。硬度が高い方がプルンという触感を作りやすいです。
今回はボルヴィックを使いました。硬水が多い海外製のミネラルウォーターの中でも、ボルヴィックは珍しく軟水です。
硬度が高すぎると固くなりすぎるので、ボルヴィックくらいの硬度がちょうど良いです。
アガーについて
アガーとは、海藻から作られたゲル化剤です。
カラギーナン(海藻の抽出物)、ローカストビーンガム(マメ科の種子の抽出物)などを混合したゲル化剤
ゼラチン、寒天と比べて最も透明感が高く、美しい光沢があるので、素材の色をいかすことができる
寒天とゼラチンの間のような、プルッとした独特の食感
無味無臭なのでどんな素材でも風味の邪魔をしない出典:cuoca
一番の特徴は、透明度が高いということです。先ほどの水信玄餅の写真でも、透明できれいなことが特徴でした。
今回はこのアガーを使いますが、どこで入手したらいいの?となりますね。僕も今回初めてアガーという名前を聞きました。
水信玄餅のレシピで紹介されているのは、Amazonで売られているクールアガーというものです。
僕は通勤途中にある、富沢商店というところで、アガーを購入しました。
名前がぷるるんアガーって。いかにもぷるぷるなものができそうです。
製菓の材料を売っているお店ならアガーが置いてあると思いますが、近所に見当たらないということでしたら、先ほどのAmazonから購入されてもいいと思います。
水信玄餅の作り方
水信玄餅の作り方の工程はとても簡単です。
- アガーを少量の水で溶いてだまをなくす
- アガーを溶いたものとミネラルウォーターを鍋に入れ加熱する
- 鍋ごと氷水に浸して粗熱を取る
- 丸型の製氷皿にいれて冷蔵庫で1時間ほど冷やす
- 固まったら器に移して黒みつ、きな粉をかける
10分もあればできてしまいます。
アガーを少量の水で溶いてだまをなくす
アガーはだまになりやすいので、水を少しずつ加えてだまにならないように水に溶いてください。こんなイメージです。
少しずつ水を加えて溶くとだまにならずに、すべて溶かすことができます。
アガーを溶いたものとミネラルウォーターを鍋に入れ加熱する
ネットのレシピでは沸騰させてとありますが、沸騰させてしまうと細かい泡が多く発生してしまいます。
そのため、弱火でゆっくりと熱して鍋底から少し泡が出る程度まで熱するようにしました。
これでアガーが完全に溶けます。
熱されると、サラサラしていた液体が少しどろっとしてきます。この状態になれば、加熱は終了です。
鍋ごと氷水に浸して粗熱を取る
粗熱を取るために、鍋ごと氷水に浸します。
粗熱を取るのは、鍋から湯気が見えなくなる程度で構いません。時間にして、2~3分くらいです。
丸型の製氷皿にいれて冷蔵庫で1時間ほど冷やす
丸い形に作りたかったので、丸型の製氷皿を買ってきました。
なかなか売っていなくてずっと探していたのですが、近くのドラッグストアにありました。それほど高いものでもなく、200円台で購入できました。
同じものが、ニトリにも売っていました。初めからニトリに行けばよかった。
粗熱が取れたら、製氷皿に注いでいきます。
製氷皿の上の小さい穴から注ぐわけではないんです。全部注げたら上ぶたをかぶせていきます。
300mlならこぼれることなく、丸いところの9分目くらいまできます。
冷蔵庫に入れて、1時間ほど冷やします。
固まったら器に移して黒みつ、きな粉をかける
冷蔵庫から取り出して、器に盛ります。
量が少し少ないので、上が平らになっています。これのおかげでお皿に乗せたときに安定するような気がします。
今回は、金精軒の水信玄餅にならって、舟皿を用意してみました。最近の100均にはなんでもありますね。セリアで買ってきました。
この舟皿に盛りつけて、黒みつときな粉をかけてできあがりです。
冷たい緑茶もつけて、それっぽくなっていませんか?
プルンとしてておいしそー。
水信玄餅の固さを変える
応用編です。
ミネラルウォーターとアガーのバランスで固さが変わります。
よりプルンとしたければ、アガーの量を増やします。増やすといっても2g程度です。逆に少なくすれば、より柔らかい触感となります。
300mlと10gのバランスだと、盛り付けてしばらくすると自重で形がつぶれてきます。食べたときはそれなりの触感がありますので、これくらいがおススメです。
まとめ
ネットのレシピのおかげで、水信玄餅を再現することができたと思います。
思いますというのは、実は水信玄餅を食べたことがないため、本物にどれくらい近いのか判断ができないんです。
でも、これはこれでおいしくできあがりました。黒みつだけではなく、きな粉も一緒の方がおいしいですよ。
簡単にできますので、お客さんが来た時のデザートとして出してみてはいかがでしょうか。
おしまい。miyamo(@dailysualog)でした。
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