miyamo(@dailysualog)です。
MacBook Late 2016を購入してから1週間たちました。発売日に購入したのは初めてで、その日のうちに開封の儀と外観のレビューの記事を書きました。

今まで2009年に購入したWindowsノートPCを使っていましたが、MacBook Proを購入してからWindowsノートPCに変わりメインマシンとして使っています。
主な使い方は、普段のWebブラウズやブログ執筆、それに関わる画像編集など、それほど負荷のかかるような作業はしていませんので、このスペックでも十分にメインマインとして使っていけます。
この1週間で、外に持ち出しててみたり、いろいろと使っていましたので、使い勝手のレビューをしてみたいと思います。
以前にMacBook Airを使っていたことがありますので、その比較などもかるくふれてみます。
目次
MacBook Pro Late 2016レビュー
前回のレビューは外観だけでしたので、中身のレビューをしていきたいと思います。
大きく変わったのは、キーボードとUSBポートです。
特に、インターフェイスはUSB Type-A、HDMIポート、SDカードスロットを廃止して、USB Type-Cのポートだけになってしまいました。
そんな中、ヘッドホンジャックだけはそのまま残っていますね。
キーボードレビュー
今回のMacBook Proから、バタフライキーボードに変わりました。
ネットの書き込みでは、使いにくいや打ちづらいというような意見もありますが、僕の感想としては、入力に関して全く問題ありません。
それどころか、キーボードに硬性感があり、カチッとした入力フィールはとても打ちやすいと感じています。
はじめてMacBook12にバタフライキーボードが採用されたときに試しましたが、そのときはとても打ちづらく感じました。
同じバタフライキーボードで、こうも入力の感想が違うのはなぜでしょうか?
それは、MacBook12は打っていてすぐに底づき感を感じるからだと思います。ほとんどキーボードのストロークがなく、すぐに底についてしまう。板を打っているような感じです。
それに比べMacBook Proでは、キーボードに適度な反発があります。そして、ストロークも増えています。これが、打ちやすさが向上している改善ポイントだと思います。
ただし、全員が打ちやすと感じるかは別です。
キーボードの打ち方として、キーを叩くように打つ人、キーを叩く音が大きかったり、エンターキーを叩きつけるように打つ人には、きっと合いません。
ストロークが増えたと言ってもMacBook12と比べたときの話なので、一般的なノートPCと比べるとストロークがありません。
なので、叩きつけるように入力する人は打ちづらいと感じることでしょう。
指先で軽く押すような打ち方をすれば、使いやすくなります。慣れてくると入力するときの音が小さくなります。
このような打ち方ができるようになれば、バタフライキーボードを使いこなせていると言ってもいいでしょう。
Retinaディスプレイレビュー
MacBook Airからの乗り換えで大きく変わるポイントは、Retinaディスプレイになったことです。
MacBook Airは非Retinaディスプレイですが、Retinaディスプレイの画面を見たときには感動しました。
文字のドットが全く見えません。まるで紙に印刷された文字を見てるかのようです。これだけでも、MacBook Proを買ってよかったと思います。
旧MacBook Proと比べ、ディスプレイ自体も改善されており、67%高い明るさコントラスト、sRGBより25%多い色を表示できるそうです。
僕はグラフィックのプロではないので、細かいところまではわかりませんが、たしかに赤がとても鮮やかに表示されていると感じます。
USB Type-Cレビュー
USBポートは、Type-Cのコネクターだけになりました。僕が購入したのはファンクションキーモデルですので、左側に2ポートあるだけです。
初めてType-Cを使いましたが、はじめは抜き差しがとてもかたく、USBケーブルを抜くのも引っ張るだけでは抜けなくて、本体を持ち上げて抜いていました。
それが何回か抜き差ししているうちにコネクターがなじんできたのか、軽い力で抜き差しできるようになってきました。
このままかたいままだったらどうしようかと思っていましたが、はじめのうちだけでした。
2ポートしかないので困るかなと思っていましたが、今のところは大丈夫です。これが、MacBook12のように1ポートだと使いづらかったと思います。
USBポートに接続するとしても、USBメモリーや外付けHDDくらいです。そしてマウスはBluetoothなので、USBを消費しません。
これが、モニターを常に接続しているとかだと不便になります。そんなときは、このようなハブを使ってみたらどうでしょうか。
これなら、USBポート、HDMIポート、SDカードスロットが付いています。これ1つあれば、たいていのことには困らないでしょうね。
今までのUSB接続をどうするか
手持ちのUSB関連はすべてType-Aコネクターです。そのままでは、Type-Cのコネクターに接続できませんので、変換コネクターを購入しました。
こんな感じで、Type-AをType-Cに変換してMacBook Proに接続します。ケーブル側につけて、変換コネクターごと抜き差しする感じで使っています。
スピーカーレビュー
スピーカーの位置が、15インチMacBook Proのように、キーボードの横になりました。
キーボードの左右にスピーカーがあります。
この位置にスピーカーがあるということは、耳よりも外側にスピーカーがきます。そのため、音が広がって聞こえてきます。
また、音質もPCの内蔵スピーカーにしてはとてもいいです。低音が若干足りない気がしますが、高音はきれいに出ています。
SSDベンチマーク
SSDについても速くなっているようです。
リードスピードが2000MB/sで頭打ちになっているのですが、実際にはもっとスピードが出ていると思われます。
ベンチマークソフトの設定で2000MB/s以上も計測できるのでしょうか?詳しい方がいたら教えて下さい。
これだけ早いと、電源オンからログイン画面が出るまでがあっという間です。各アプリケーションの起動も早いので、ストレスなく使うことができます。
今までのMacBook Pro/Airから変わったところ
購入当初にあれ?と思ったことがあります。
電源を入れても起動音がしなくなりました
まず、起動音がしなくなりました。電源を入れると鳴っている「ジャーン」という起動音です。

Macといえば起動音。Windowsユーザーだった僕がもっともMacってカッコイイと思っていたところです。
それが、今回のモデルからなくなっているんです。
以前にMacBook Airを使っていたときも、実際は、外で起動音が鳴ってもまずいので鳴らないようにはしていましたが、いざ無くなるとそれはそれで寂しいですね。
ネットでの書き込みで、ターミナルからコマンドを入力することで起動音を鳴らすようにできると合ったのですが、試してみても成功しませんでした。
液晶モニタを開くと自動的に電源が入ります
そしてもう1つが、液晶を開いただけで自動的に電源が入るようになりました。

スリープ中に液晶を開くと、自動的にスリープ解除にはなっていましたは、今回のモデルからは電源も入るようになっています。
先程の起動音と関係あるのかもしれませんが、なんとなくiOS端末に近づいているようなイメージがあります。
ターミナルからコマンドを入力することで、自動起動を止めることができます。僕も1回止めました。
ところが、液晶を開いて自動的に電源が入ることが、だんだん便利になってきて、かえって使い勝手がいいのではないかと思い始めました。
今では、自動起動はそのままにしています。
持ち歩きの端末としての使い勝手
僕は外でブログを書くことが多いため、はじめから持ち歩きを視野に入れて機種選択をしています。
そのため、前回はMacBook Airにしたのです。今回のモデルチェンジでAirがなくなりましたが、MacBook Proでも持ち歩きに問題はないのでしょうか。
バッテリーの持ちがいいことは最大のメリット
バッテリーは、メーカー仕様で10時間持つとされています。実際に使っていても、1時間で10%程度の減り具合です。
外に持ち出して昼休憩時や移動中に使っても、バッテリーが無くなることを心配しなくていいのは助かります。
泊まりでもなければ、電源アダプターを持っていく必要はありません。それどころか、1泊2日程度なら持っていく必要がないかもしれません。
ところで、タッチバー付きのモデルも同じくバッテリーの持ちは10時間です。CPUのTDPも高いしバッテリー容量も低いのに、同じ10時間とはこれいかに。
タッチバー付きの実際の持ちは、8時間くらいになるのではないでしょうか。
持ち歩ける重さなのか
MacBook Proの重さは、1.37kgです。これは、MacBook Airとほぼおなじ重さで、旧MacBook Proから200g軽くなっています。
そして、バッテリーの持ちからも電源アダプターを持っていく必要が無いので、本体だけですみます。
実際に持ち歩いてみた感想としては、持ち歩きには問題がない重さです。
僕は、会社のノートPCも持ち歩いているので、カバンには2台のノートPCが入っているのですが、それでも苦にはなりません。
逆に、これを持ち歩けないという人は、どれだけ貧弱なんだと思いますね。
MacBook Proファンクションキーモデルは買いなのか?
はたして、MacBook Proファンクションキーモデルは買いなのでしょうか?
MacBook Proの後継ではない
スペックを見ればわかりますが、MacBook Proの正当な後継機種は、タッチバー付きのモデルです。
使われているCPU、内部のエアーフロー、USB Type-Cポートの数など、タッチバー付きモデルと、ファンクションキーモデルとでは、差別化されています。それ以外にも、カスタマイズの幅とかですね。
MacBook Proの後継と思って、ファンクションキーモデルを購入すると、何か違うと言うことになるのではないでしょうか。
したがって、現在MacBook Proを使っている人は、割り切るなら別として、おすすめすることはできません。
1つだけ例外があって、タッチバーではなくファンクションキーを必要としている人です。
ファンクションキー部分が物理キーではなく、タッチバーになっていますから、用途によっては使いにくい事があるため、物理キーが有ることを優先する人には、おすすめです。
MacBook Airの後継として見た場合
Proという名前がついていますが、実質はMacBook Airの後継と見ることができます。実際僕も、AirがRetina化されたモデルという認識でいます。
CPUが低TDP(タッチバー付きは28W、ファンクションキーモデルは15W)のものが使われていることからも、そのように感じられます。
ファンクションキーモデルのメリットは、
- 低TDP CPUによる消費電力が抑えられて、バッテリーの持ちが良い
- 低発熱のためファンが回ることも少なく静かに使える
- 低発熱のため底面が熱くならずに足に乗せて使っても熱くない
- タッチバー付きに比べ価格も安くなっている
など。
また、画面もRetinaですので、文字表示がとてもきれいです。MacBook Airを使っていた身からすると、軽いカルチャーショックです。文字が印刷物のようです。
重さもMacBook Airと同じなのですが、ここはもう少し軽くならなかったのかなと思うところではあります。(旧MacBook Proと比べたら軽くなっているのですが)
使われているCPUも世代が新しくなり処理速度も早くなっていますので、Airからの買い替えにはとてもおすすめです。
はい、発売日当日に販売店で購入してしまいました。
まとめ
この記事は、MacBook Proで書いています。文字数はおよそ5500文字を超えています。
これだけの文字数を打っても指が痛くなることはありません。
MacBook12が出たときにキーボードのレビューで、長時間タイプしていると指が痛くなるという記述がありましたが、このMacBook Proには当てはまりません。
やはり、適度な反発とストロークが大きく改善されているということになります。バタフライキーボードも第2世代になって、大きく進化してきているということです。
メジャーアップデートと言ってもいいMacBook Proですが、初物ですので今後のモデルチェンジで改定されて、どんどん良くなっていくことでしょう。
しかし、より良いものがほしいと思って待っていても仕方ありません。発売されたモデルが気に入ればそれを買えばいいんじゃないでしょうか。
僕は、このMacBook Proを買ってよかったと思っています。何より、持ち歩きが苦ではないので、外でブログを書くことができるのが大きいです。
おしまい。
MacBook Pro Late 2016 レビュー/購入後1週間の使い勝手などでした。